2013.10.27
愛娘を連れて紅葉の氷ノ山に。
実は石鎚に行こうかと思っていたんですが、紅葉情報を見て気まぐれで氷ノ山へ。
朝2時過ぎ、家を出ようとすると愛娘が起きてきて期待の眼差しで見つめるではありませんか。
予定していませんでしたが、急遽、愛娘の用意をして一緒に旅立つことにしました。
天気は曇りらしい。天気図見ても…ちょっと私のレベルでは判断できませんでした。
自宅から氷ノ山までは2時間30分~3時間。5時半ごろに福定親水公園の駐車場に到着します。
辺りはまだヘッドライトなしでは行動できない暗さでした。そんなに急いで出発する必要もないと思い、ヘッドライトなしでも動けるぐらいの明るさになるまで待ちます。
そして6時。朝食も済ませ、そろそろ出発することにします。
愛娘のあずきは「もう待ち切れない」とばかりに勇んでリードを引っ張ります。
登山口からしばらくはいくつかの小川を越えていきます。
最初の方が道の状態があまり良くありませんでした。またハシゴを登るところが二か所ぐらいあったので、そんな場所はあずきを抱きかかえるなどして進んでいきます。
しばらくするとつづら折りの登山道となり、道の状態がよくなってきます。
山の向こうから陽がのぼり、雲間から顔をのぞかせた時だけ強い朝日が照らしてくれました。
しかし、すぐに日は雲に隠れてしまい…。
この日の朝は基本は曇り、ですが太陽が気まぐれに見え隠れする、光の状態が安定しない天気でした。
登っているときに気づきましたが、氷ノ山は一部に杉が植林されていましたが、それ以外は紅葉する木々がほとんどのような気がします。高さを上げるにつれて緑から黄色、オレンジ、赤、茶色へと色づきが変わっていくのは、当然と言えば当然なんですが、常にそれを感じながら登れる山なんだなと。
登り始めてから一時間半。避難小屋の少し手前が一番きれいな色づきだと感じました。ここで陽が差してくれれば、、、まあいいですけど。
この辺りになると落葉も色づいたものが多く、そして場所によってはふさふさ感があるほどの新しさでした。都会暮らしだからなのか、あずきもこういうふかふかのところが好きなようです。
避難小屋と山頂の間は、もうピークは過ぎていて落葉したものがほとんどでした。下に目をやるとそれまでよりも赤い紅葉が多く落ちていました。風がひときわ強く吹き抜けるようで紅葉には過酷な環境なのかもしれません。
8時30分、山頂に到着。あずきはここまでほぼ自力で登ってくることができました。少々親バカですが小さいからだでよく頑張ったと感激です。寒いところ申し訳なかったですが、無理やり記念撮影。。
残念ながらあいにくの天気で展望は良くありません。コントラストが弱く、写真をとってもあまりキレイではありませんでした。仕方ない。
下りは東尾根を通って帰ることにします。
ほんの少しですが天気は小雨が降っている状況。こうなると気持ち的に下りはもう消化試合で、サクサクと降りていきます。神大ヒュッテを過ぎたあたりから色付いた落葉が多くなってきました。
落ち葉、落ち葉、、、
紅葉真っ最中の木々もありましたが、この下りルートよりも登りで通ったルートのほうが色付きが良いものが多かったと思います。まあ、天気が天気だったので印象の違いはあるかもしれませんが。下には落ち葉がたくさん落ちていたので、もしかするとこちらの斜面の方が早くに紅葉していたのかもしれません。
淡々と下って氷ノ山国際スキー場の入口に着いたのは10時着。天気が回復してきているようで、急に日差しが山を照らし始めるのを目にしました。
でも、もう降りてきてしまいましたので今更登る気持ちにはとてもなりません。駐車場に向かうことにしますが、ここから駐車場まではアスファルトの道です。もう極端に汚れることはないと思い、すぐ近くにキャンプ場の水場があり、ここであずきの泥汚れを落として帰ります。
30分ほどで駐車場につきましたが、まだ朝の10時半です。いまから家に帰るわけですが、それでも昼過ぎ。あずきも野外活動を楽しめ、自分も紅葉も楽しめたし、なにか一日得した気分になれました。
2013年10月27日日曜日
2013年10月26日土曜日
友ヶ島
2013.10.20
ようやく涼しくなってき頃、友ヶ島へ散策に。
天気は雨…でしたが強行です。
朝8時、友ヶ島への玄関口・加太港に着きます。天気が悪いこともあって駐車場はガラガラでした。ほかの乗客と見られる人たちは山伏の格好をした人たちと数グループだけです。
山伏の格好をした人たちは老若男女、数十名おられ、年に一度の護摩業を行うために友ヶ島に行くそうです。
思ったよりも天気が悪く、友ヶ島汽船の係りの方に「護摩業の人たちがいるから無理やり出すけども、帰りの便は14:30で最終にする」と告げられます。
まあ、何はともあれ出港。始発は9時。小さく見えましたがフェリーは100人以上のキャパがあり、余裕で乗り込めます。
友ヶ島までの航路は、たぶん友ヶ島と地ノ島の間を通っているのですが、浅瀬になっているからでしょうか、ここを境界域で急に波が荒くなりました。復路便のことが少々気になります。
帰ってきてから確認したところ、和歌山のすぐ南側に弱い低気圧ができていました。
少し揺られましたが、ほぼ定刻通り、20分程度で友ヶ島に着きました。
そこそこの雨風。キャップとレインウェアを装着し雨仕様の格好になります。まずは西側、第5砲台跡に向かいます。海の家を過ぎてすぐ左側に折れ坂道を登っていきます。途中、右側につづら折りの道が現れ、こちらに進むとすぐに第5砲台です。
上陸後はじめてのポイント、バシバシ撮ります。
X-M1を取り出しますが、多分、雨には強くないと思われ、雨天の中で使用することが躊躇われます。手でかばいながら撮影するものの糠に釘。少々濡れるのは仕方ないと思いあきらめます。
次は第二砲台跡へ。
第五砲台からもと来た道を少し戻って、海沿いの道を西側に進んでいきます。途中で家屋が見えてきますが誰も住んでいないようです。結構な量のゴミが目に付きます。キャンプ場の近くはゴミが放置される運命なのか、この状況は第二砲台跡でも見られました。
第二砲台跡は崩壊が激しいようで、立ち入り禁止のための鉄線が張り巡らされています。見た目があまり良くないのですが、まあ確かに、誤って転落するなどすれば重大事故になりそうな堀の深さでした。
続いて第一砲台跡。
…のはずなんですが、跡地?へのトンネルは封鎖されていて立ち入ることはできず、第五、第二砲台のようなわかりやすい建造物はありませんでした。灯台は現役で機能しています。
次は海軍聴音所跡を目指します。
灯台からしばらく歩くと分岐ポイントがあり、右手に曲がると聴音所です。背丈が低くくねくねと曲がった木々の中を南に歩いていきます。雨の日のいいところは草木がイキイキすることです。雨に濡れた緑がキレイでした。
そして聴音所。植物の根付いた屋根の感じがステキです。
中に入ると、ある部屋には机の残骸があり、廃墟感が漂っていました。
ツアーの団体さんと入れ替わりで遭遇したので早々に立ち去り、第三砲台跡へ。
途中、見晴らし台のような休憩所がありました。屋根もなく野ざらしで、またこんな天気なので見晴らすこともできないのですが、場としてかなりいい雰囲気を醸し出しています。
展望台へ立ち寄った後、第三砲台跡へ。
これまでのポイントと違い、藪に囲まれた「埋もれた遺跡」という感じです。シンメトリーに配置された丸い池のような水たまりが二つ、昔その上に大砲が据えられていた場所でしょうか。
降りていくとトンネルで別の場所と繋がっています。トンネルを進むとさらに鬱蒼とした藪に囲まれた場所に出ました。Wさんが「一層ラピュタ的」と言っていましたが、まさにそんな感じでした。
砲台跡とは別に、ここには弾薬庫の跡がありました。。
先程のトンネル内のどこかの穴と繋がっていたようで、砲台跡ですれ違った人たちが中から出てきて気付きました。ヘッドライトがあれば探索できます。
ここで友ヶ島の散策終了。
加太港を出港する際に復路の最終便は14:30と告げられていましたが、予想以上に海が荒れてきたようで13:30に変更することを係りの人がトラックで回ってきて教えてくれました。
照明所跡と第四砲台跡が残っていますが止む無く港に向かいます。照明所跡には急げば何とかなるかもしれませんが、最終便に乗り遅れると大変なことになるので安全をみて諦めました。
港に戻ると確かに大荒れの様相でした。復路便が到着したので乗客が順次乗り込みますが、一筋縄ではいきません。タイミングを誤ると跳ね飛ばされます。万が一、波止場のコンクリートと波に揺られた船に挟まれたりするものなら致命傷。係りの人も必死で対応してくれて何とか無事乗り込みましたが、そんな大荒れの状況です。出港するも船は大揺れ。加太港に到着する頃にはWさん他、グロッキーの様子の方が多くいました。
少し早く加太港に戻ることになりましたが、友ヶ島の他にもう一つ楽しみにしていたこと。
満幸商店へ向かいます。加太港からは徒歩で5分もかからないほど。そんなに混み合う時間ではないはずなのですが、お客さんで満席に近い状態でした。
本当においしい料理ばかりで、元気よく接してくれる女将さんもGOOD。女将さんによるとシラス丼が人気だけども、地元でとれる食材ではないとのこと。せっかくなので女将さんの指南で地元の食材の料理をいただき、大満足の食事となりました。
お腹いっぱいになったので、食後の運動として加太港をウロウロ。雨は上がってすっかり散歩日和に。
ネコがたくさんいたのでネコ動画の岩合さんになったつもりで写真遊びして友ヶ島の旅はおしまいにしました。
ようやく涼しくなってき頃、友ヶ島へ散策に。
天気は雨…でしたが強行です。
朝8時、友ヶ島への玄関口・加太港に着きます。天気が悪いこともあって駐車場はガラガラでした。ほかの乗客と見られる人たちは山伏の格好をした人たちと数グループだけです。
山伏の格好をした人たちは老若男女、数十名おられ、年に一度の護摩業を行うために友ヶ島に行くそうです。
思ったよりも天気が悪く、友ヶ島汽船の係りの方に「護摩業の人たちがいるから無理やり出すけども、帰りの便は14:30で最終にする」と告げられます。
まあ、何はともあれ出港。始発は9時。小さく見えましたがフェリーは100人以上のキャパがあり、余裕で乗り込めます。
友ヶ島までの航路は、たぶん友ヶ島と地ノ島の間を通っているのですが、浅瀬になっているからでしょうか、ここを境界域で急に波が荒くなりました。復路便のことが少々気になります。
帰ってきてから確認したところ、和歌山のすぐ南側に弱い低気圧ができていました。
少し揺られましたが、ほぼ定刻通り、20分程度で友ヶ島に着きました。
そこそこの雨風。キャップとレインウェアを装着し雨仕様の格好になります。まずは西側、第5砲台跡に向かいます。海の家を過ぎてすぐ左側に折れ坂道を登っていきます。途中、右側につづら折りの道が現れ、こちらに進むとすぐに第5砲台です。
上陸後はじめてのポイント、バシバシ撮ります。
X-M1を取り出しますが、多分、雨には強くないと思われ、雨天の中で使用することが躊躇われます。手でかばいながら撮影するものの糠に釘。少々濡れるのは仕方ないと思いあきらめます。
次は第二砲台跡へ。
第五砲台からもと来た道を少し戻って、海沿いの道を西側に進んでいきます。途中で家屋が見えてきますが誰も住んでいないようです。結構な量のゴミが目に付きます。キャンプ場の近くはゴミが放置される運命なのか、この状況は第二砲台跡でも見られました。
第二砲台跡は崩壊が激しいようで、立ち入り禁止のための鉄線が張り巡らされています。見た目があまり良くないのですが、まあ確かに、誤って転落するなどすれば重大事故になりそうな堀の深さでした。
続いて第一砲台跡。
…のはずなんですが、跡地?へのトンネルは封鎖されていて立ち入ることはできず、第五、第二砲台のようなわかりやすい建造物はありませんでした。灯台は現役で機能しています。
次は海軍聴音所跡を目指します。
灯台からしばらく歩くと分岐ポイントがあり、右手に曲がると聴音所です。背丈が低くくねくねと曲がった木々の中を南に歩いていきます。雨の日のいいところは草木がイキイキすることです。雨に濡れた緑がキレイでした。
そして聴音所。植物の根付いた屋根の感じがステキです。
中に入ると、ある部屋には机の残骸があり、廃墟感が漂っていました。
ツアーの団体さんと入れ替わりで遭遇したので早々に立ち去り、第三砲台跡へ。
途中、見晴らし台のような休憩所がありました。屋根もなく野ざらしで、またこんな天気なので見晴らすこともできないのですが、場としてかなりいい雰囲気を醸し出しています。
展望台へ立ち寄った後、第三砲台跡へ。
これまでのポイントと違い、藪に囲まれた「埋もれた遺跡」という感じです。シンメトリーに配置された丸い池のような水たまりが二つ、昔その上に大砲が据えられていた場所でしょうか。
降りていくとトンネルで別の場所と繋がっています。トンネルを進むとさらに鬱蒼とした藪に囲まれた場所に出ました。Wさんが「一層ラピュタ的」と言っていましたが、まさにそんな感じでした。
砲台跡とは別に、ここには弾薬庫の跡がありました。。
先程のトンネル内のどこかの穴と繋がっていたようで、砲台跡ですれ違った人たちが中から出てきて気付きました。ヘッドライトがあれば探索できます。
ここで友ヶ島の散策終了。
加太港を出港する際に復路の最終便は14:30と告げられていましたが、予想以上に海が荒れてきたようで13:30に変更することを係りの人がトラックで回ってきて教えてくれました。
照明所跡と第四砲台跡が残っていますが止む無く港に向かいます。照明所跡には急げば何とかなるかもしれませんが、最終便に乗り遅れると大変なことになるので安全をみて諦めました。
港に戻ると確かに大荒れの様相でした。復路便が到着したので乗客が順次乗り込みますが、一筋縄ではいきません。タイミングを誤ると跳ね飛ばされます。万が一、波止場のコンクリートと波に揺られた船に挟まれたりするものなら致命傷。係りの人も必死で対応してくれて何とか無事乗り込みましたが、そんな大荒れの状況です。出港するも船は大揺れ。加太港に到着する頃にはWさん他、グロッキーの様子の方が多くいました。
少し早く加太港に戻ることになりましたが、友ヶ島の他にもう一つ楽しみにしていたこと。
満幸商店へ向かいます。加太港からは徒歩で5分もかからないほど。そんなに混み合う時間ではないはずなのですが、お客さんで満席に近い状態でした。
本当においしい料理ばかりで、元気よく接してくれる女将さんもGOOD。女将さんによるとシラス丼が人気だけども、地元でとれる食材ではないとのこと。せっかくなので女将さんの指南で地元の食材の料理をいただき、大満足の食事となりました。
お腹いっぱいになったので、食後の運動として加太港をウロウロ。雨は上がってすっかり散歩日和に。
ネコがたくさんいたのでネコ動画の岩合さんになったつもりで写真遊びして友ヶ島の旅はおしまいにしました。
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