2014.6.15
大山でご来光。
梅雨入り前の6月、頂上付近の木道で朝日を背に。
2006年以来の2回目、8年ぶりとなります。前回は観光のついでに3人で登りましたが、今回は1人1匹でのトレッキングです。
前日22時に自宅を出発し大山へ向かいました。行者谷コースの登山口近くの駐車場に1時30分着。意外と車が止まっていました。
虫よけスプレーをふってノースリーブのシャツと膝丈のパンツで1時45分出発。呼気が少し白くなる程度の寒さと、夜の森の湿度感で肌寒く感じますが、すぐに体も温まると思い上着は着ずにGO。
ヘッドライトで照らしながら歩きますが、序盤にお寺の横を通ります。真夜中に通過するのは薄気味悪いものでした。さっさと通過します。
当然ながらヘッドライトの照らす範囲しか見えないので、何の楽しみもなく、愛娘の調子を気にしながらもドンドン登っていきます。1時間10分ほどで6合目の避難小屋前に到着します。ここで小休憩しおにぎりを食べます。愛娘にはビーフジャーキーと水を補給。
風が結構強く、風切り音が聞こえてきます。山頂の方を見上げると、月明かりがバックライトになり、稜線を境に発生したガスがすごい勢いで吹かれていくのが見えました。ちゃんとご来光が拝めるのか怪しい雰囲気。とりあえず、確実に気温は下がってきているので愛娘には上着を着せて再始動。
時折強い風に吹かれながらも20分ほど歩くと斜度が緩くなり、やがて木道に出ます。ここから山頂まではすぐ。3時35分に山頂付近の頂上小屋着。日の出まで少し時間があるので小屋のなかで休むことにします。
個人的に意外でしたが、小屋の中にはたくさんの人が寝泊まりしていました。ちょうど柱を腰かけるベンチがあったので荷物をおろして休憩。闇の中見えないけども人の気配がするんでしょう。愛娘がビビッています。吠えたりしないようになだめるとともに、さすがに寒いのでフリースでくるんで体を温めながら夜明けを待ちます。
やがて空が白けはじめ、ご来光を見ようと皆さん目覚め始めます。そして4時30分、弥山の向こう側から夜が明けます。薄らとガスがかかった山なみのシルエットが印象的でした。
風は少しマシになりましたが寒い。ダウンを着ても鼻水ズルズルです。愛娘にはフリースを巻きつけて凌いでもらいました。
ご来光をひとしきり堪能した後は、フレッシュな光のなか一気に駆け下りていきます。
樹林帯までは視界が開けていて下界を見晴らしながら下っていけるのは独立峰の良いところかもしれません。縦走ではなかなか味わえないんじゃないかと思います。
6時30分。登山口の駐車場着。
前回は朝9時頃出発で山頂小屋まで3時間程度かかったのですが、今回はそれに比べて上りで1時間以上短縮。意識してトレッキングするようになって、少しずつステップアップしてきたつもりでしたが、体力的にその効果があらわれているような結果が示され自分的に納得の山行となりました。
さて、この日はワールドカップの日本vsコートジボワール戦。温泉には入れませんでしたが、予定通り10時キックオフに間に合うように帰着できました。